『かぞくのくに』 井浦新
「かぞくのくに」という世界の中で生きていた 「初めて台本を読んだときに感じたのは、監督の人生を投影させた物語自体の“力”です。作為的な台詞回しだったり、派手な言葉だったりは一切ない」 ドキュメンタリーを撮り続けてきた監督の実体験に基づく話は、映像として生っぽい印象を観る者に与える。これは映画製作過程でのスタッフ全員の意識の表れだと井浦は言う。...
View Article『ふるあめりかに袖はぬらさじ』 檀れい
撮影:岡本隆史 焦らないように、冷静に 有吉佐和子の傑作『ふるあめりかに袖はぬらさじ』で、檀は花魁の亀遊(きゆう)を演じる。坂東玉三郎演じるお園とともに、物語の根幹を成す重要な役どころだ。 「台本を初めて読んだ時は、どのページもセリフがぎっしり書かれていて、(共演者との)やりとりが大変だな、と思いました。...
View Article有村架純 映画『リトルマエストラ』
撮影は極寒の中で行われ「熱が2回も出ましたが、若さで乗り切りました」と笑う。「共演の前田吟さんとは健康について話したり、釈由美子さんからはインフルエンザ予防の飴を頂いたりしました」と、現場での体調管理は大変だったようだ。...
View Article『藁の楯 わらのたて』 大沢たかお
だから役者は面白い 「ピリピリのピの字もない心地よい雰囲気の撮影現場で、三池監督もよく冗談を言って役者をリラックスさせてくれました」と、三池組初参戦を振り返る大沢が本作で演じるのは、凶悪犯の移送を命じられたSP。体を動かすことが好きという彼は、アクションシーンにも手応えを感じたようだ。しかし、いかなる時も自らの感情を表に出してはならないSP役には、難しさも感じたと打ち明ける。...
View Article『ビートル頭』 倉本美津留氏
小学5年生の時、ビートルズのベスト盤を聴いて「俺、世界一になる!」と決めた少年は、以降、彼が「ビートル頭」と呼ぶ思考法によってお笑いとテレビの世界を変えてきた。少年の名は倉本美津留。放送作家であり、ミュージシャンでもある。齢53。未だ世界一を目指して突き進む姿勢は、小学5年生から変わっていないという。...
View Article『縮む世界でどう生き延びるか?』 長谷川英祐氏
長谷川英祐(ハセガワ・エイスケ):進化生物学者。 1961年東京都生まれ。北海道大学大学院准教授。農学研究院環境資源学部門/生物生態・体系学分野/動物生態学研究室所属 長谷川氏は前著『働かないアリに意義がある』で、真社会性生物の代表ともいえるアリの生態を分かりやすく説きながら、人間社会の存続について考える材料を提示した。...
View Article『二流小説家-シリアリスト-』 上川隆也
一流・二流に明確な線引きはない 「降って沸いたようなお話で、初めは半信半疑でした」と、初主演となる本作の依頼が来た時のことを振り返る。数々の舞台、テレビドラマで主演を務めた上川隆也だが、映画の主演は初めてだ。作品を選ぶ基準は、映画であれ、舞台であれ、テレビであれ、主演作品であれ、ジャンル問わず「面白がれるかどうか」。...
View Articleデザイナーは日本の救世主か
「コミュニティー・デザイン」「デザイン・ソリューション」「デザイン・シンキング」「デザイン・ドリブン」…。いずれも少し前までは耳慣れない言葉だったが、今ではすっかり市民権を得ている。デザインが持つ意味、デザインが担う役割が確実に広がっていることの表れだろう。 世に溢れるプロダクトだけでなく、あらゆるものが洗練されてきている印象が確かにここ数年強い。...
View Article「カリスマ社長の大失敗」著者に聞く、失敗を成功に導く資質
「カリスマ社長の大失敗」は歴史に名を残す起業家や、現代のカリスマ経営者たちの失敗と復活への道などを集めたエピソード集だ。起業家や経営者の研究をライフワークとし、多くの経営者を取材している著者・國貞文隆氏に、失敗を糧に成功へ向かった経営者に共通する資質などを聞いた。...
View Article”本気で働く姿” 『漫画・電通鬼十則』著者・柴田明彦氏に聞く、漫画ならではの電通鬼十則とは
柴田氏による本書解説はこちら ――連載時、コミック「電通鬼十則」の第一条を読まれた際の印象はどんなものでしたか。 「能田先生の構成力に感服しました。文字が魂を吹き込まれ生き物になって目の前にあらわれたといった感じです。私が強調したかった部分を的確に捉えて表現していただいていましたね」 ――漫画にしたことのメリットは感じられましたか。...
View Article暇さえあれば、否、なくとも乗らずにはいられない飛行機の楽しさとは?
「パラダイス山元の飛行機の乗り方」著者・パラダイス山元氏インタビュー マンボミュージシャン、サンタクロースなどなど複数の顔を持つパラダイス山元氏。仕事で飛行機に乗ることも多いが、「飛行機に乗ることは立派な趣味!」なのだ...
View Article『勝利の哲学』の著者、ガンバ大阪長谷川監督に聞く“指導の流儀”
インタビューに応える口ぶりからも、ほとばしる情熱と飽くなき向上心が感じられる 大事なのは腹を割って話すこと...
View Article商売繁盛のために意識改革を
地域活性。その重要性が叫ばれ、全国各地でその名の下にさまざまな取り組みが行われている。国や自治体が費用を助成している例も多いが、公的資金を利用しても成果の見えない取り組みが多いのが現状だ。...
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